くろ〜い会社に拾われたブログ

20歳で初めてお昼の仕事をしようとするも初めての会社がまあまあなブラックだったので最初はよく分からずに働いていましたが、今思うとおかしいことがいっぱいあるので当時を思い出しながら書いていこうと思います

其の六 Kさん

僕が入社してから2週間後に

Kさんが入社してきました。

 

ちなみにこの会社は毎週水曜日に

研修があります。

そう毎週新人さんが入ってきます。

これもブラックの特徴ですけど

定着率がものすごーく低いので

来るもの拒まず去る者追わずなんです。

いちいち選考してるのももったいないし

辞めるのを前提に採用しているので、

引き止めることなんてしません。

 

新人:辞めたいです,

所長:なんでや?

新人:親の介護で〜、、、、

所長:分かった。資料だけまとめといてねー

 

こっちからするとしんどいから

っていうのと、思ってたのと違いすぎる

からっていうのは分かってるので、

話は早いです。

退職届けという制度もなかったのは

後になってビックリしましたけど、、、

 

 

そうそう!Kさんはすごく真面目で

負けず嫌いです。年も僕と2つしか

離れていないのでお互いほぼ同期と

いうことで意識していました。

 

1ヶ月程すると今までは先輩に

連れて行ってもらってたんですが、

Kさんと2人で回ってみようとなりました。

 

この時はめちゃめちゃ嬉しかったのを

覚えてます。

 

Kさんと場所を決めてひたすら

ピンポンです。

今までは先輩は車の中で待機して

僕がずっとピンポンだったんですが、

Kさんとは、先に売った方の勝ちな!

とお互い売りたいていうより、

このゲームに負けたくないという感じで

必死に楽しみながらピンポンをしてます。

 

ブラックな会社で帰りも遅いけど

Kさんとの勝負が楽しくて、

この時が今の仕事含めても

一番楽しかったしやる気が

ありましたね。

 

朝も9時出社のところを

2人で7時30分に出社して、

ロープレ(営業の練習)をしたりと

今思ってもほんとすごいと思います。

 

ただ、Kさんも3ヶ月程でやめて

しまうんですね。

Kさんには当時彼女がいて、

やっぱり結婚を考えた時に

この仕事はずっとは出来ないと

なったんでしょう。

申し訳なさそうに辞めていきました。

本人としてはまだまだやりたいけど

彼女に反対されてどうしようもないと、、、

 

この会社を辞める人の言葉は基本

嘘で僕らも信じてはいなかったんですけど

僕はKさんの言葉は本当だと信じてました。

 

Kさんが辞めた時は本当に残念でした。

 

 

Kさん今ごろどうしてるんかなぁ、、、

 

 

 

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其の五 思うこと

朝9時出社からピンポンダッシュ

繰り返し、野次罵声を浴びせられと

いう生活を一周間もすると人間ニ種類に

分かれます。

 

一つは 「もう嫌だ!辞めたい!」

もう一つは「仕事に慣れてきたぞ〜!

                      何も感じひんわ〜ʕʘ‿ʘʔ」

の二種類です。

 

最近の若いもんは忍耐が足らん!

とかゆとりは甘ちゃんやからなあ!

おれらの時代は、、、、等と

よく言いますが(僕は27歳でゆとり世代

世間一般の普通の会社だと確かに

そうかもしれません。

 

ただ、ブラック企業

辞めたいと思ってもしょうがないと

思う部分も多々あります。

 

事務所に帰って来て22時、

売り上げ報告書等事務作業をして23時

そこから成績が悪いから自分の担当地域まで

行ってチラシを3000枚撒いてから家に帰れ。

 

結局車の中で寝て、すぐ出社なんてことも

日常茶飯事でした。

自分自身もこんな会社で

4年近く休みもろくにない状態で

働きましたけど何度も辞めたいと

思いました。

ただ、めちゃめちゃしんどくて

理不尽なことを言われても

何だかんだ長いこと働いてる

人っていい人が(根は)ほとんどなんですね。

居心地がすごいいいんですよ。

これも会社の作戦かもしれませんが

ある程度働いてる人達はお互いを

信頼してますし、会社の上も信頼しています。

 

こういう会社で働いたことが

ない人達がよく今の若いもんは!

と言ってる気がします。

 僕はこの会社で新人さんを

たーーーーくさん見てきましたし

教えてきましたけど、忍耐力がない

40代、50代なんて山ほどいました。

 

あとは、仮に今の若い子が忍耐力が

ないと言うのは僕らの親世代にも問題が

あると思っています。

昔は学校での体罰(ビンタ、蹴る)は

当たり前だった。

だから辛抱強い子が出来たんだと

思います。

(今も部活の強豪校だったりすると

    当たり前のようにあると思いますし

    僕らは実際にありました。)

ただ、今は学校で体罰なんてあれば

即問題ですよね。僕が学生の時にちょうど

体罰→クビのラッシュでした。

子供がどうこうしたって言うのも

あるかもしれませんが、親がわざわざ

出てきて問題が大きくなることが

ほとんどですよね。

 

だから体罰もなくなっていき

先生側が あれをやると駄目、これも駄目。

となっていって子供が厳しさの無い

温い場所で育ってるんです。

で、卒業したら厳しい環境で育って来た

大人達が沢山居てる社会に放たれるんですよ。

そら、若い子は環境が違い過ぎるんで

対応できない→弱音を吐く→辞める

になると思います。

 

よく分からなくなってきましたが、

まとめると若い子に忍耐力がないのは

大人達にも責任がある!

というのと、

ブラック企業にはブラック企業にしかない

信頼関係があるから、そこまでブラック企業

嫌いにならないで!笑

ということです。

 

僕はブラック企業で働いていて

よかったと思う部分が沢山あります。

 

 

 

だからこそ色々書いていきまーすʕʘ‿ʘʔ

 

おわり

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其の四 ピンポン②

ご飯も食べ終わりAさんに

教えてもらうんですけど

なにをするかというと

ピンポン(訪問販売)です。

 

Aさんがピンポンして、何を言ってるのか

横で聞かせて貰うっていうのを

10回ぐらい繰り返していると突然、

よし!やってみよう!

家に入れたら電話して呼んで!

 

あっこんなに唐突なんですね。

 

まあやらないと分からないだろうし

とりあえずやってみるか。

もともと水商売やってたことも

あって喋るのは特に問題なかったので

緊張とかはしませんでした。

 

ひたすらピンポンです。

15件ほどピンポンしたぐらいで

じゃあ一回見てよーってことで

家の中に入れちゃいました。

先輩を呼ぶと、いろいろ説明して

くれています。

特に何も売れず、お家から出て行きます。

あいつはあかんわあ!

金持ってないわあ!

早速文句をいっぱい言ってます。

 

車に戻ると所長はお昼寝。

所長:どーやったー?

Aさん:〇〇くんが上がり込んだ

(家に入ること)けどダメでしたわー。

所長:新人さんが頑張ったとこは

        意地でも何か売ってこい!

所長の言うことはもっともです。

Aさんはお客さんの文句しかいいません。

 

ちなみにこの時点で時間は

15時ぐらいです。

帰る時間が21時ぐらいって

聞いてたので逆算すると、

営業所に帰る時間もあるから

あと3時間ぐらいかな?

と思っていました。

 

次のピンポンする場所に着くと

マンションがめちゃめちゃある!

300世帯ぐらいのマンションが

2つ並んでます。

これを僕と先輩で分かれて

ピンポンしていきます。

時間は16時ごろなので主婦が

一番忙しい時間になりますけど

こっちは構わずピンポンです。

まあ当然ですが

忙しい!ガチャ、、、

結構です!ガチャ、、、

これのオンパレードです。

 

時間だけどんどん過ぎていき、

全部ピンポンが終わるころには

20時を過ぎていました。

Aさんに電話をすると、

まだもう少しピンポンするとこ

あるからこっちにきてーとのことで

移動しました。

結局ピンポンし終わったのが21時です。

 

車に戻ると所長が寝てます、、、

よく寝る人だ。

 

僕らに気付いて起きると、

よし!21時やし帰ろうか!

あっ!帰るってそういうこと?

家に向かって帰るんじゃなくて

営業所に帰るってこと?

騙された、、、、

 

30分ほどで営業所に到着し、

売り上げの報告書の書き方を

教えてもらい、じゃあ新人さんは

先に帰ろうということで、

みんなより先に帰りました。

時刻22時、、、、、

これで早いのね。

みんな何時までやってるんやろ?

 

家に帰ると23時近くです。

明日も朝からなので風呂入ってご飯食べて

寝ることにしました。

 

あれ?プライベートの時間ない?

そうブラック企業の辞書に

プライベートの文字はありません。

 

 

 

 

 

其の三 ピンポン①

 

さあ研修が終わり今日からは

実際に仕事がスタートしていきます。

 

朝は9時出勤ですが15分ほど前に

出勤し、みんなで掃除をやります。

新人だけじゃなくてみんなで掃除です。

 

一通り掃除が終わるとまず

自己紹介です。

最初と最後を お疲れっす!で自己紹介

していくんですけどザ、体育会系です。

 

僕らは抱負などを話していました。

 

あとは先輩の自己紹介になりますけど

みんな優しそうです。

少しひっかかったのが

先週入社したので一緒に頑張りましょう!

一ヶ月前に入社したので頑張りましょう!

という最近入った人も多いんですが

その人達以外は5年、10年とベテランが

多かったことです。

真ん中ぐらいの人がいないんだなあと

思っていました。(これブラックの特徴)

 

一日目は所長と一ヶ月目の社員さん(Aさん)と同行させてもらうことになりました。

車移動なのでこの日はAさんが運転して

くれます。

まず、車内はお客さんに販売する商品も

載せているので、もちろん禁煙です。

コンビニでタバコを吸ったり前職の話

などをしながら現場に到着です。

 

所長と僕がお客さんのお家に

上がってどんな感じで仕事をするのか

見せてくれてました。

わかりやすくいうと、簡易掃除を無料で

やるついでに、営業をかけて有料の掃除を

獲得していくという流れです。

 

お客さんのところを出てから

お話をしながらAさんと合流します。

 

約一時間ぐらいAさんと別行動でした。

そういや、Aさんどこに

おったんやろ?

 

ご飯をたべたあとからは

Aさんに教えてもらうとのことです。

 

其の二 研修

面接も無事に終わり研修の日です。

 

研修をするのは面接の時に

あとから来たおじさんです。

あっ!やっぱり偉い人やったんや!

と思ってたら自己紹介でなんと

じょうむ?

ジョウム?

JOUMU?

 

そう。常務。

後々知るとめちゃめちゃ偉い人だった。

当時お昼の仕事が初めてなので

役職なんて知りませんてました。

主任、幹部補佐、幹部、マネージャー

エグゼクティブマネージャー、代表

ぐらいしか知りません。

無知すぎますよねホント。(恥ずかしい)

 

研修はというと

ハウスクリーニングの説明やら、

営業の仕方など簡単にやったあと

給料の説明です。

 

事前に聞いていたのは、

基本給30万プラス少額歩合

                     or

一日8400円プラス高額歩合

のどちらかです。

休憩中に同期8人でどっちの方が

いいかなあと話をしていて

確か6人程は30万プラス少額歩合を

選択していました(安心な船)

僕とあと1人はどうせやるなら

ガッツリ稼ぎたいなあ!

で、一日8400円プラス高額歩合を

選択しようとなりました。(いかだ)

 

休憩も終わり、研修再開です。

みんな多分話はいろいろしたと思うけど

どうだった?といろいろヒアリングされ

常務がうちの商品はこんなんで

こういう進め方をすると契約して

くれるよー♫

こうやってやることもできるよー♫

と優しーく丁寧に教えてくれます。

普段から生活で汚れていくとこなので

僕らもイメージが湧きます。

一つの契約の例を挙げ、

これを毎日なんてみんな出来ないから

毎日売るのは安い商品でたまーに

こういう契約がとれれば売り上げは

こんだけいくよー♫

、、、、、、、、、出来そう(*゚∀゚*)

みんなの目が輝いています。

 

そんなこんなで話を続けていくうちに

1日目の研修は終わりの時間が

近づいてきます。

常務:じゃあみんな、給料形態やけど

         どっちがいいか紙に書いて出してねー

僕含め7人は目の色を輝かせながら

高額歩合の船にのりました。

一人だけ30プラス少額歩合を

選択していました。

 

今思うと結構年上だったのでもしかしたら

家庭を持ってたのかなーとも思いますが

常務がその人に話をしています。

 

30プラス少額歩合は最初の3ヶ月で

約200万の施工(換気扇やお風呂の掃除など)

とらないと4ヶ月目からは超安い給料なおかつ

歩合は成績がよくなっても少額歩合のままで

可哀想だからオススメはしないと、、、

その他いろいろと説明をし、

渋々高額歩合を選んでいました。

 

 

あとから分かったことですが

常務めちゃめちゃ営業が強くて

過去の成績もすごい方だったんです、、、

みんな営業されて8人とも高額歩合を

選ばされてたんですね。

 

こうして、研修は無事終わり

配属先が決められて翌日からは

実際に先輩と回ることになります。

 

この日は会社を出たのが17時ごろ

だったので帰ってゆっくり体を

休めることにしました。

 

さあ翌日から徐々にくろーい

部分が見えてきますよー( ´∀`)

 

其の一 面接

よくある転職サイトから応募し

まずは面接です。

 

 

まず何をする会社かというと

ハウスクリーニングのルート営業

とだけ分かっている状態です。

 

面接時間2.3分前に到着し、

しばらくすると作業着を着た

くるくるパーマの若いお兄さん登場

結構いけいけどんどんな感じです。

 

志望動機やらなんやらと

ありきたりではあるがいろいろ

考えて来たし大丈夫!と意気込んでいたが

まずは世間話。話しやすかったのは

今でも覚えてます。

そして世間話〜世間話〜世間話、、、

あれ?仕事のことは?必死に考えた

志望動機は?

特に仕事のことはありませんでした。

 

唯一聞かれたのが大体帰るのが

「21時ぐらいやけど大丈夫?」

ぐらいです。

一応微かに覚えてる限りだと

9時〜19時ぐらいの勤務と応募サイトには

書いていたはず、、、まあ21時に終わっても

22時前には帰宅出来るし問題ないやー

ぐらいに考えていて「大丈夫です!」

元気に答えました。

すると、ガチャ

ドアが開いて髪の毛ぼさぼさの男性登場です。

社員さんかな?、、、、、、

面接官と男性の目が合うがお互い何も

言わない。男性は挨拶もしない。

(なんだこの空間、、、)

面接官:どーされました?

男性:研修です。(ぼそぼそ)

面接官:じゃあ奥の椅子座っといてー

男性:すたっすたっすたっ(無言)

僕:えーーーーっ!?

 

面接官:なんやあいつ!

まあ口は悪いが確かに果てしなく

無愛想。あれで営業出来るのか?

の前によく面接受かったな、、、、

 

ガチャ、、、もう1人登場

作業着を来たおじさんです。

社員さんだ!と思ったら、こっちにきて

おじさん:面接?若いしいい感じやん!

               来週の水曜から来れる?

僕:来れます!

おじさん:じゃあよろしく!採用ね!

僕:よろしくおねがいします!

 

あれ?面接おわり?

おじさん偉い人?

まあ合格したからいいや。

 

今思うとやばい面接ですけど

当時は違和感あるなーぐらいでした。

合格したことには変わりないので

とりあえずは帰ってだらだらとしてました。

 

2日後に電話がかかってきて

「株式会社〇〇です。先日は

面接にお越し頂きありがとうございました

採用になりましたのでお電話させて

頂きました。」

事務の女性からです。

あー電話までしてくれるんやーー

と思いながらもおじさんに採用って

もう聞いてるからなあ、、、

僕: あっはい。知ってます。

女性:  えっ?

僕:  もう採用って聞いてますよ。

自分でも今思うと大概やばいやつやん!

社会人経験のないアホさ加減に

自分でもいらいらします。

 

次はいよいよ研修です

 

 

 

自己紹介

始めまして。

まず自己紹介からしていきます。

 

経歴

高校卒業後 水商売を始める

(昔から一度はやってみたかった)

20歳で当時の彼女と結婚をしようと思い

水商売を辞め、始めてのお昼の仕事を

しようと思い就職活動。

2.3社受けた結果、ブラック企業

門を叩いてしまい、社会を知らない

若者はブラック企業にすくいあげられて

しまう。

その後、昼で働くきっかけに

なった彼女とも別れ、孤独なブラック

生活が幕を開けるのです。

 

このブログでは当時はおかしいと

思わなかったこともあったが

(完全な経験値不足)

のちのちおかしいと思った

(経験値増えてきた(*゚∀゚*))

ことを書いていきたいと思います。

 

ちなみに現在は結婚もし、

ちゃんとした比較的綺麗な白色の

会社で働いています。

マイペースに更新していきますので

応援して下さい!